スポーツトレーナー資格で比較的簡単に取得できるおすすめ資格

メディカルフィットネスとは

スポーツトレーナー資格は、有名なところで以下の3種類があります。

主なスポーツトレーナーの資格

日本体育協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)

日本体育協会が設けているトレーナー資格が「公認アスレティックトレーナー資格」です。
スポーツドクター及びコーチとの緊密な協力のもとに、競技者の健康管理、傷害予防、スポーツ外傷・障害の救急処置、アスレティックリハビリテーション及びトレーニング、コンディショニング等にあたる。
民間資格ですが日本国内では最も有名、かつ有力なスポーツトレーナー資格の一つでしょう。

NATA認定トレーナー(NATA-ACT)

「NATA」とは、アメリカの「全米アスレティック・トレーナーズ協会(National Athletic Trainers’ Association)」の略です。
「全米アスレティック・トレーナーズ協会」の認定したトレーナーが、「A,T,C,(Certified Athletic Trainer)」です。
「NATA認定アスレティックトレーナー」は、アメリカの国家資格として認められています。
アメリカでは準医療資格で、一部の救急処置が可能。
この資格取得をめざし、アメリカの大学のスポーツ系学部に留学する人も多い。

認定アスレチック・トレーナー資格(JATAC=ATC)

特定非営利法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会が認定している資格「認定アスレチック・トレーナー資格(JATAC=ATC)」です。
主に理学療法士や柔道整復師などの国家医療資格保有者を対象に資格を認定しています。

スポーツトレーナー資格で比較的簡単に取得できるおすすめ資格

スポーツトレーナーの資格の中で特に有名な3つの資格をご紹介しましたが、この中でも取得するのが比較的簡単でおすすめなのは、ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会の「認定アスレチックトレーナー(JATAC=ATC)」です。

日本でもう一つのスポーツトレーナー資格である日本体育協会の「公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)」は、とても難易度が高い資格として有名です。
これは日本体育協会認定の専門学校や大学へ入学するか、協会が設けている講習会で必須単位を取得してから、検定試験を受けてパスするという必要があるからです。

さらにアメリカのNATA認定トレーナー(NATA-ACT)は非常に高難易度となり、NATAによるプログラムを修了し、認定試験に合格する必要があります。
NATAのプログラムは、大学のカリキュラムに組み込まれており、全米に約350校ある認定大学に入学してプログラムを受講し、卒業する必要があります。
アメリカの大学で勉強しなければならないため、英語でのコミュニケーション能力も必須となります。

これら2つに比べて、認定アスレチックトレーナー(JATAC=ATC)は、比較的簡単に取得することができます。
「比較的簡単」とは言いましたが、何もせずに取得できるわけではありませんので、舐めてかからないようにしましょう。

認定アスレチック・トレーナー資格を取得するための条件

取得条件は、以下のいずれかを満たすことです。

1.柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、理学療法士、作業療法士の資格をもち、かつ、「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会」の認定する講習会で所定の単位を取得した人

2.NATAの認定トレーナー、日本体育協会の認定アスレティックトレーナー

3.スポーツ科学系の専門学校や大学、大学院を卒業し、かつ、協会が認定する臨床医療系とスポーツ学科の必要単位を取得した者。必要単位は協会や関連団体の研修会、または通信教育で取得できます

これらの条件を満たす人が、「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会」に正会員登録を申請し、認められれば正会員になれます。
なお先に挙げた日本体育協会公認アスレティックトレーナー(JASA-AT)や、NATA認定トレーナー(NATA-ACT)を取得していた場合も取得することができます。

資格取得者は、全国にある各支部の研修会を始め、国内研修会や海外研修会に出席できます。
市民マラソンや各種スポーツ大会で、ボランティアでトレーナー活動を行っています。

認定アスレチック・トレーナー(JATAC=ATC)」は、スポーツ現場での外傷や傷害に対して、「トレーナー」と「医療」の両面からアプローチできるのが最大の特徴です。
そのためスポーツ現場だけでなく、病院や福祉など幅広いフィールドで活躍しています。

講習会の単位は通信教育でも取得可能です。
こうした条件の比較から「認定アスレチックトレーナー」資格は、スポーツトレーナーを目指す人におすすめ出来る資格であると言えます。

まとめ:スポーツトレーナー資格で比較的簡単に取得できるおすすめ資格

もし将来の目標が、一流アスリート、プロチームをサポートしたいのであれば、スポーツトレーナー資格と併せて医療系国家資格を取得することが重要になります。
アスリートの体をマッサージしたり、リハビリなどするためには柔道整復師やあん摩マッサージ師などの医療系の国家資格が必要だからです。
両方の資格を取得すれば、スポーツトレーナーとして現場にあって思う存分に活躍できるでしょう。

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