スポーツトレーナー資格は通信講座でも取得できる?
スポーツトレーナーに国家資格はありませんが、民間資格がいくつかあります。
資格をなくてもスポーツトレーナーになることはできますが、現役で活躍中のスポーツトレーナーの多くは何らかの資格を取得しています。
資格を持っているスポーツトレーナーと、資格を持っていないスポーツトレーナーなら、どちらが信頼できるのかは、聞くまでもありませんよね。
そこで、スポーツトレーナー資格取得についてですが、スポーツトレーナー資格には通信講座で取得することができるものもあります。
通信講座ではスクール通学と違って、知識の方は問題なくても、実技などを現役の講師から教わったり、体感できないなどのデメリットがあります。
ですが逆に、通信講座にしかないメリットもあります。
通信講座のメリットとデメリット
スクールに足を運ばなくても受講できる便利な通信講座ですが、メリットもあればデメリットもあります。
どちらもよく理解した上で、利用するようにしたいところです。
メリット
自分の都合のいい時間とペースで勉強ができる
スクール通学に比べて費用が低価格
動画などは何回でも見返すことができる
デメリット
一人なので意志が弱いと継続が難しい
質問などを講師や聞くことができない
コミュニティを作れない
通信講座で取得できるスポーツトレーナー向けの資格
認定アスレチックトレーナー(JATAC-ATC)
ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会が認定している資格「認定アスレチック・トレーナー資格(JATAC-ATC)」です。
主に理学療法士や柔道整復師などの国家医療資格保有者を対象に資格を認定しています。
スポーツ現場で選手が受傷したときの応急処置や傷害の評価、リハビリまでの手順、傷害の予防の方法学ぶことが出来ます。
現在ではスポーツ現場に限らず、高齢者の健康づくりなど、職域が広がっているのが特徴です。
ただし、この資格はだれでも受けることが出来るわけではなく、以下のいずれかの条件をクリアしている必要があります。
1.柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、理学療法士、作業療法士の資格をもち、かつ、「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会」の認定する講習会で所定の単位を取得した人
2.NATAの認定トレーナー、日本体育協会の認定アスレティックトレーナー
3.スポーツ科学系の専門学校や大学、大学院を卒業し、かつ、協会が認定する臨床医療系とスポーツ学科の必要単位を取得した者。必要単位は協会や関連団体の研修会、または通信教育で取得できます
これらの条件を満たす人が、「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会」に正会員登録を申請し、認められれば正会員になれます。
なお、他のもっと高難度な資格ですが、日本体育協会公認アスレティックトレーナー(JASA-AT)や、後述するNATA認定トレーナー(NATA-ACT)を取得していた場合も取得することができます。
入会金は10,000円、年会費は10,000円です。
費用:共通科目18,000円
専門科目:62,000円
実技試験検定料:30,000円
期間:1年
ACCA コンディショニングコーチ養成講座
特定非営利活動法人アスレティックコンディショニングコーチズ協会が認定する資格の一つです。
こちらは、主にスポーツ選手をサポートするための様々な知識や、ノウハウを学習することが出来ます。
中でもこちらは、スポーツコンディショニングの基礎知識を習得するコースになっています。
筋肉別の強化方法とストレッチ方法から始まり、スポーツ障害と応急処置、スポーツ栄養学、スポーツ選手がかかえる精神的問題に対応するメンタルトレーニングまで、学ぶことが出来ます。
また、テキストの内容に関する質問はEメールで受付しているので、通信講座でもしっかりと知識が身につくといえるでしょう。
費用:54,000円
期間:約10か月
まとめ:スポーツトレーナーの主な資格と種類について
資格取得は決して簡単ではありませんが、スポーツ現場で活躍するために大きく役立ちますので、あなたが目指すスポーツトレーナーがどういったものか、よく把握して資格取得することをおすすめします。
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