スポーツトレーナー資格取得方法・独学でも取得できるおすすめ資格

メディカルフィットネスとは

スポーツトレーナーに必要な資格は、法律的にはありません。
ですが、資格を持っていることで知識や実力の証明になり、就職などで有利になることは間違いありません。

日本ではいくつかの民間資格がありますが、大学や専門学校を卒業していないと取得できない資格があります。
まだ高校生以下の人ならこれからの進路を考えやすいですが、すでに社会人になっている人は、大学や専門学校に行くのは結構大変だと思います。

大学や専門学校に行かなくても独学で取得できる資格

しかし大学や専門学校を卒業しないと取得できない資格以外にも、独学でも努力すれば取得可能な資格も存在します。
今回はそれらについて、ご紹介します。

1. NESTA-PFT

NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定する資格です。
アメリカでは信頼性の高い資格として認知されています。
日本でもこの資格を持っていることで、スポーツトレーナーとしての知識・技術を認められます。

取得方法と受験資格

PETテキスト購入、CPR・AED認定者、高卒、18歳以上、大学や専門学校を卒業または協会指定のセミナー、WEBでの一定期間の学習

NESTA JAPAN(または医学映像教育センター)から、PFTテキストを購入する必要があります。

次に、心肺蘇生法であるCPRや、AEDの講習を受けて技能を習得・保持している必要があります。
高校を卒業しており、18歳以上であることが最低条件になります。

以上の条件をクリアし、パーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験、運動部指導、フィットネス企業勤務経験、体育系または、医療系の大学・専門学校の卒業のいずれかに該当すれば、資格を取得する試験を受けることが可能です。

実務経験などがない人は、協会が主催するセミナーに参加したり、WEBでの学習を一定期間行うことで受験資格が得られます。

資格取得までにかかる費用合計

約21万~28万円程度

PFTテキストは、5万円から6万円前後にて購入が可能です。(価格は変動します)
セミナーやWEB講座に関しては短期集中講座や通常講座などいくつかコースがありますが、値段としては11万~17万円前後です。
さらに試験を受けるには約5万円ほどの費用がかかります。

2. NSCA-CPT

NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会)が認定する資格であり、日本支部としてこの協会があります。

取得方法と受験資格

NSCAジャパン入会、高卒、18歳以上、CPR・AED認定者

この資格を取得するには、先ずNSCAジャパン会員に入会し、高校卒業している18歳以上であり、心肺蘇生法のCPRやAEDの認定者であることが最低条件です。

試験はパソコン上で行い、結果も翌日には確認できるため、すぐに資格取得をすることも可能です。

資格取得までにかかる費用合計

約10万円程度

必要な教材一式を買いそろえて約5万円程度。
そして、試験の受験料も約5万円となるため、独学で学習をするのであれば約10万円程度です。

3. JATI-ATI

日本トレーニング指導者協会が認定する資格です。
2006年に創設された比較的新しいスポーツトレーナーのため資格発行を行う団体です。

取得方法と受験資格

JATI会員、講習会参加

JATI認定トレーニング指導者資格(JATI-ATI)を取得するためには、基本的に3つの条件があり、先ずはJATI会員になること、次に毎年8月ごろに開催される4日間の講習会に参加すること、最後に試験を受けて合格することになります。

ただし、他の団体が発行する資格を取得している場合には、講習会への参加の免除があるため、詳しくは団体のホームページにて確認するようにしましょう。

資格取得までにかかる費用合計

約6万円程度

教材費は全てを購入しても約3万円程度。
試験自体は受験料が3万円程度です。
上記の2つに比べると費用は抑えられます。

まとめ:スポーツトレーナー資格取得方法・独学でも取得できるおすすめ資格

時間や費用に余裕がある人は、国家資格などの取得を目指し、専門学校や大学で学ぶのが一番良いと思います。

しかし時間などがなく、短期間や独学でなんらかの資格を取得したいと言う場合には、これらの3つの資格取得を検討してみると良いかもしれません。

スポーツトレーナーは、資格を取得すればなれるというわけでもありませんし、知識や技術だけでなく、現場での周囲とのコミュニケーションなどの信頼関係も重要です。

資格取得をゴールとするのではなく、その先まで見据えてスポーツトレーナーを目指してください。

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