パーソナルトレーナーに資格は必要なの?

メディカルフィットネスとは

パーソナルトレーナーになるには、法律的には必須と資格はありません。
自分が「パーソナルトレーナー」だと名乗れば、今すぐにでもパーソナルトレーナーになることはできます。

ですが実際のところ、民間フィットネスクラブ等で指導する場合には、基本的に必要になってきます。

求人サイトやフィットネスクラブの求人募集ページなどを、パーソナルトレーナー求人を見てみると、
「応募資格:JASA-AT、NATA-ATC、NSCA、JATI、NASM、NESTAなどの認定トレーナー資格」、「応募資格:有資格者、パーソナルトレーニング指導経験者」などの場合がほとんどで、やはり資格取得を必要とするところが多いです。

パーソナルトレーナー向けの資格一覧

パーソナルトレーナーに関する資格には、以下のようなものがあります。
これらがすべてではありませんが、パーソナルトレーナー向けとして一般的な資格を紹介していきます。

NESTA-PFT

全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA:National Exercise & Sports Trainers Association)が健康・フィットネス・ウェルネスのプロとしての総合的な知識・技術の習得の証明として認定しているパーソナル・トレーナー資格。
NESTAのトレーナー規格で、国際的な認知度も高く、採用の際に優遇されることも多い。
トレーナー必須の知識・技術だけでなく、資格者のビジネススキルもサポートしてくれるのもNESTA の特徴の一つ。
認定試験を受けるには実務経験などさまざまな条件があり、該当しない場合は事前に講座の受講が必要となる。
資格の有効期間は4年間で、更新には講座の受講などで得られる単位が必要。

NSCA-CPT(NSCA 認定パーソナルトレーナー)

NSCA が認定する資格。個別のアプローチを用いて、クライアントの健康と体力のニーズに関して、評価、動機付け、教育、トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う優れた専門的能力をもつ人材を認定する。
国際的な信頼性も高い資格。
米アスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニングを指導を行うため、トレーニング知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となる。
資格の維持には、セミナーなどの受講で得られる継続教育活動単位を、定められた期間内に取得することが必要。

NSCA-CSCS(NSCA 認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会:National Strength and Conditioning Association)が認定するトレーナー資格。
傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材をスペシャリスト。
アスリートやスポーツチームなどを主な指導対象としており、トレーニング指導に関する知識以外にも、施設の管理・運営に関する知識なども問われる。
資格取得の条件に4 年制大学卒業、またはそれに準じた教育機関の修了がある。
資格の維持には、セミナーなどの受講で得られる継続教育活動単位を、定められた期間内に取得することが必要。

健康運動指導士

財団法人健康体力つくり事業財団が、保健医療関係者と連携しつつ安全で効果的な運動を実施するための運動プログラム作成及び実践指導計画の調整等を行う役割を担う者に対して与える称号。
健康運動指導士の養成は、国民の生活習慣病予防・適切な運動習慣の普及を目的とした厚生省(当時)の施策の一つとして始まったもの。

フィットネスクラブや病院、介護施設などで運動プログラムの作成や指導計画の調整などを行う。
資格を取得するには、養成講習会を受講するか、大学のスポーツ学科などで養成講座を修了後、認定試験を受けて合格する必要がある。
合格後は、5年ごとに登録の更新が必要。

健康運動実践指導者

財団法人健康体力つくり事業財団が、健康づくりのための運動指導者に与えている称号。
第2次国民健康づくり運動(アクティブ80 ヘルスプラン)の一環として、もうひとつの称号である健康運動指導士と両輪となって生涯を通じた国民の健康づくりに貢献することを目的とする。
プログラム作成や実践指導計画の調整を行うことが活動の中心である健康運動指導士に対し、実践指導者は自ら見本を示すための実技能力や、集団での運動指導ができる技術が要求される。

フィットネスクラブや学校などで運動プログラムに基づいて実践指導を行う。
資格を取得するには、講習会を受講するか、大学や専門学校などで養成講座を修了後、認定試験を受けて合格する必要がある。
合格後は、5年ごとに登録の更新が必要。

まとめ:パーソナルトレーナーに資格は必要なの?

どの資格を取得したらいいのか、就職したいフィットネスクラブやジムなどが決まっているなら、その募集要項を確認して、求められる資格を取得するのが一番です。

資格の取得はとても重要ですが、資格を取っただけで優秀なパーソナルトレーナーになれるわけではありません。
様々なクライアントと向き合い、相手の身体の特徴や悩みに対応するという経験や、一緒に働く現場の仲間、先輩たちの指導方法を学び、経験を積んでいくことで指導力を磨き、立派なパーソナルトレーナーへと成長していけるのです。

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