スポーツトレーナーになるには大学と専門学校どちらがおすすめ?違いの比較とまとめ
スポーツトレーナーとして現役で活躍している方々の多くは、大学または専門学校を卒業しています。
これはスポーツトレーナーに必要な知識を学べるだけでなく、役立つ資格が取得できることも大きいからです。
学校により取得できる資格や、活動内容などは細かく違いがあると思いますが、大きく分けると大学と専門学校のどちらかで区別できます。
では、これからスポーツトレーナーを目指す人はどちらに進学するべきなのでしょうか?
具体的にはわかりにくい大学と専門学校の違いや、それぞれのメリットとデメリットを比べてみたいと思います。
大学と専門学校の違いとは
大学と専門学校で決定的に違いがあるところは「授業の構成」および「入学後の授業選択の自由度」が挙げられます。
大学では、必要単位やコマ数は決められていますが、基本的に自分で受ける講義を選んで受講します。
全ての授業に出席しないと卒業できないというようなシステムではありません。
興味があれば専門外のこともじっくり学べますし、効率的にカリキュラムを選択して時間割を組み立て、自主勉強や現場実習に時間を割くことも可能です。
講義と講義の合間の時間に数時間の自由時間などができるような場合もありますので、ゆとりをもって過ごすことも可能といえば可能です。
そのかわり、しっかり考えてカリキュラムを選択していかないと、遊んでしまったりと意識の低い人は落ちぶれやすいかもしれません。
一方で専門学校は、高校までの学校と同じように、予め学ぶ内容がほとんど決まっています。
高校までの学校は、学年で決められた時間割にそって、決められた教科・科目を学んでいきますよね。
そんな感じになりますので、自由度は低いですが、専門学校というだけあってその道の専門分野を絞って学べるところです。
寄り道することなく、目指すべき分野を勉強することができるでしょう。
大学・専門学校それぞれのメリットとデメリット
大学と専門学校。
どちらのほうが優れている、というようなことではありません。
それぞれの違いを理解したうえで、メリットとデメリットを比較してみましょう。
○ 大学のメリット
・自分で自由に講義を受けられるので、途中で進路変更することが比較的容易にできる
・夏休みなどの長期休暇が長くて自由な時間をとりやすく、インターンシップなども取り組みやすい。
・大学を卒業していないと取得できない資格がある
× 大学のデメリット
・自主性が求められるため、自己管理能力が無いと学校への足が遠のき、どんどん授業についていけなくなる
・専門学校と比較して学費が高い。
・基本的に自主性が必要なので、自己管理能力のない人だと、堕落して勉強についていけなくなる可能性が高い
・専門学校に比べると学費が高くなりがち
○ 専門学校のメリット
・大学よりも短期で、学費も安価で専門的で必要な知識と技術を学べる
・高校までの授業と同じような授業構成なので、従来どおりの生活リズムのまま学びやすい
× 専門学校のデメリット
・課題に追われがちになり、時間にも余裕があまり無いので、先延ばし癖のある人は厳しい
・途中で専門分野の変更ができない
大学と専門学校はどちらがおすすめなのか
上記のようなメリットとデメリットから、それぞれの進路におすすめする人が分かれてきます。
大学がおすすめな方
・漠然とした進路はあるけど具体的な専門分野がまだ決まっていないので、大学で様々な分野に触れながら将来を考えたい人
・大学を卒業しないと取得できない資格が欲しい人
・自分でスケジュールを組んで効率よく計画的に学校生活を過ごしたい、自己管理能力の高い人
専門学校がおすすめな方
・すでに学びたい分野がハッキリと決まっている人
・少しでも早く専門分野で活躍したい人
・課題に追われているような状況のほうが、迷わず勉強できる人
以上のような方々に、それぞれの進路がおすすめとなります。
もちろん、これらはあくまでもそういった傾向からのおすすめなので、すでに具体的な自分の行きたい学校があるなら、そこを目指すべきだとも思います。
すでに自分でこうなりたいという明確な将来が見えている人ならば、わざわざここで考えなくてもいいと思いますが、まだ色々と迷いやわからないことがある人は、一旦じっくりと考えてみてください。
大学も専門学校も、目指すべき道のある人にとっては、無駄な時間などありません。
自分のスタイルにあった進路を、間違えること無く選択してください。
まとめ:スポーツトレーナーになるには大学と専門学校どちらがおすすめ?違いをまとめてみました
スポーツトレーナーになりたい人へ、大学と専門学校はどちらがおすすめなのか、少しでも参考になりましたでしょうか。
大学と専門学校では、取得可能な資格や進路が同じ場合でも、在学中の過ごし方にもかなり違いがあります。
将来を見据えている若き未来のスポーツトレーナーは、ぜひそのあたりも参考にして進路を選択してください。
この記事へのコメントはありません。