スポーツトレーナーになるには大学や専門学校に入学するべきなのか?
これからスポーツトレーナーになりたい場合、大学、専門学校などのスポーツトレーナー養成施設で勉強することはとても重要です。
高校からの進学はもちろんですが、なかには社会人になってから大学などに行くという人もいます。
大学や専門学校に行かなくてもスポーツトレーナーになることは可能ですが、持っていると有利な資格などは大学や専門学校を卒業しないと取得できないものもあります。
スポーツトレーナーになるには?
日本ではスポーツトレーナーになるのに法律的に必要な資格はありません。
しかし、スポーツトレーナーとして取得しておくと就職などに有利な資格として、「柔道整復師」、「あん摩マッサージ指圧師」、「はり師」、「きゅう師」、「理学療法士」などの医療系の国家資格の資格保有者が多いです。
これらの資格は、4年制の大学、もしくは3年制の短期大学、または専門学校で学び、取得することになりますので、現在スポーツトレーナーを目指すなら大学、専門学校などに進学することはとても重要です。
大学、専門学校などで「スポーツ科学」、「健康科学」といった専門分野を専攻しておけば、資格取得だけでなく、スポーツトレーナーに必要な知識や技術も同時に勉強できます。
学校によっては「スポーツトレーナー養成コース」などのより専門的なコースを設けている場合もあります。
どんなカリキュラムが組まれているのか学校ごとに異なりますので、よく事前に調べて把握しておきましょう。
自分に必要な資格が卒業までに取得できるのか、卒業生の就職先なども調べておけば、将来の具体的なイメージを想像しやすくなります。
スポーツトレーナーの大学・専門学校の違いを比較
大学
日本国内でもスポーツトレーナーの需要が増えており、大学の体育学部やスポーツ科学系の学科も充実しているところが多いです。
比較的自由に講義を受けることができる大学ならば、一般教養などの座学もじっくり学び、時間をかけて広範囲の知識を得たいという人や、大学のサークル部活動で選手としてスポーツも続けながら、トレーニングなどの知識を身につけたいという人におすすめです。
スポーツ強豪校などのスポーツに力を入れている大学では、自身がプレーヤーとして活躍したり、学生トレーナーとして部員を指導し現場での実践力を磨いたりできるなど、学生生活の多くの時間を将来の夢の実現のために使えるのが魅力です。
4年制の大学なら、時間がたっぷりありますので、国家資格や民間資格を狙う場合の試験対策に時間を割くことができるのもメリットといえるでしょう。
さらに4年制の大学ならば、途中で進路の変更も、ある程度は柔軟に対応できます。
さらに大学卒業後、大学院に進学し、より専門的にトレーニングの研究をする人もいます。
また、民間のスポーツジムなどでトレーナーとして働いたのちに、より専門的な技術や資格の取得を目指して、後から大学院に進学するというケースもあります。
これは3年制の短大や専門学校の卒業者でも条件を満たせば大学院進学は可能になります。
ある特定の分野をさらに磨き上げ、スポーツトレーナーとしての強みを作りだすための1つの手段として、見据えてみてもいいと思います。
専門学校
必要な知識や技術を最短で身につけ、早く現場に出たい人、学費の負担をなるべく抑えたい人、座学よりも実践重視という人であれば、スポーツトレーナーの養成校や、スポーツトレーナー養成コースを設置している専門学校への進学がおすすめです。
大学よりも在学期間が短く、実技・実習がメインのカリキュラムになっていることが特徴です。
大学は自分で受ける講義を選びますが、専門学校は授業内容も高校までのように、学ぶべきカリキュラムが決められています。
柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・理学療法士などの国家資格取得に力を入れている学校も多く、トレーニング理論の基礎を学びつつ、国家資格の取得を効率的に目指すことができるでしょう。
これらの国家資格は、受験資格の条件として、指定の学校や養成施設で3年以上学ぶことと定められているため、それらの資格取得を視野に入れる場合は、絶対に3年制の専門学校を選択する必要があります。(2年制などもあるため)
なお、スポーツトレーナーの就職には、コネクション、いわゆる人脈もとても大切になります。
卒業生の就職状況によっては就職先に融通が利くこともあるので、主な就職先をチェックしておくといいでしょう。
大学に比べると学費の負担は抑えられる傾向ですが、卒業までにかかる費用は学校によって差がありますので、たくさん情報を集めて比較検討をすることが大切です。
まとめ:スポーツトレーナーになるには大学や専門学校に入学するべきなのか?
日本ではスポーツトレーナーの国家資格はありませんが、スポーツトレーナーとして持っておくべき資格を取得するためにも、大学や専門学校で学ぶことは、半ば必須とも言えるでしょう。
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